乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)

こんな病気

 乳児湿疹(しっしん)は生後2週間から1才ごろまでにできる湿疹の総称。この時期の赤ちゃんの皮膚は薄くて敏感なため、食べこぼし、よだれ、汗などがつくことで口のまわり、あご、頭、顔、おでこを中心に赤いぶつぶつが出ます。乾燥してカサカサしたり、ジュクジュクしたり、出血したりと症状はさまざまで、かゆみはあるものもないものもあります。
乳児脂漏(しろう)性湿疹は乳児湿疹の代表的なもので、生後2週間ごろから頭、まゆ毛、額にベタベタした白っぽいふけのようなものがつきます。皮脂腺の発達している髪の生え際や顔は症状がひどくなりがちで、炎症を起こして赤くじくじくすることも。

治療&ケア

 乳児湿疹のピークは生後1〜2カ月で、スキンケアをていねいに行えば3〜4週間くらいで治っていきます。授乳や食事のあとはぬるま湯で絞ったタオルで優しく汚れをふき取り、1日1回は顔も石けんで洗いましょう。
乳児脂漏性湿疹はおふろに入ったときにシャンプーや石けんでよく洗い、よく流します。かゆみがあったりかさぶたができているときは受診してください。