風疹(ふうしん=三日ばしか)

発疹以外の症状

発熱、リンパ節の腫(は)れ

こんな病気

 風疹ウイルスが原因で、発熱と発疹(ほっしん)がほぼ同時に出てくる病気。幼児から学童に多く見られます。38度前後の発熱が1〜3日続き(熱は出ない子も)、同時に耳の後ろや首のリンパ節が腫れるのが特徴です。また、2〜5mmの薄い赤色の発疹が顔から首あたりに出始め、おなかや手足へ広がり、3日程度で消えます。発疹の出始めははしかと似ていますが、はしかのように発疹同士がくっつくことはありません。

治療&ケア

 治療をしなくても自然に治るので、本人が苦しそうでなければ家庭のケアで大丈夫です。熱のある間は消化のいい食事と水分補給を心がけてください。ただし、まれに、血小板減少性紫斑病、急性脳炎、関節炎などを起こすことがあります。また、妊娠中のママが風疹に初めて感染すると、流産や死産したり、生まれてくる赤ちゃんに難聴、白内障、先天性心疾患を起こしたりすることがあります。1才になったら麻疹と一緒の予防注射(MRワクチン)を受けましょう。5〜6才に2回目のMRワクチンを受けることがすすめられます。