妊娠中の旅行

体に負担がかからないように、余裕のあるプランを

 安定期に入ったら、妊娠中の思い出づくりも兼ねてパパと2人で旅行に出かけるのもいいですね。旅行先までの移動距離や交通手段、スケジュールなどはママの体に負担がかからないように、余裕のあるプランを立てましょう。
移動に2時間以上かかる遠出の旅行は、出発前に医師の診察を受け、問題がないか確認をしましょう。また、母子健康手帳や健康保険証は必ず携帯し、行き先の医療機関も調べておくと安心です。
車で移動する場合は、ずっと乗り続けるのではなく、途中で休憩をとり、体を動かすようにしましょう。また、電車で移動する場合は座席を確保できる特急や新幹線を利用するのがおすすめです。飛行機の場合は、トイレに立ちやすい通路側の席を予約して、血栓症予防のためにも、水分をよくとり、ときどき体を動かしましょう。

長時間の温泉入浴や刺激の強い泉質は避けたほうが無難

 旅行先で温泉に入りたいな……、と考えるママもいるでしょう。温泉での長時間の入浴は避け、転倒しないように気をつけてください。ただし、肌への刺激が強い泉質だったり、あまりに湯の温度が熱かったりする場合は避けたほうが無難です。温泉に入ることが直接おなかの赤ちゃんに影響することはありませんが、のぼせたり、体調が悪くなったりするようならやめましょう。
せっかくの旅行が、体調が悪くて楽しめなかった、となっては残念ですね。くれぐれも無理はしないように心がけましょう。